明日より年初めスタート!!
皆様、あけましておめでといございます。
年末年始はゆっくりお過ごしになれましたか?
長期のお休みも終了し、今日から?昨日から?
お仕事に邁進されていることでしょう。
大切な患者様方々には新年から診療をお待ちいただき、申し訳ありませんが、当院も明日よりやっと新年のスタートを切ります。
昨年11月に改装したばかりのため、「初心に戻って」や「心新たに」といった心境ではございません。
年末年始も医院の改善すべき点はないか日々頭の中は患者さんのために何が一番満足していただけるのか、考える日々でした。
本年は昨年以上に患者様の歯を1本でも多く残していきたいお気持ちに立って診療に励みたいと存じます。
さて、本年1発目の歯科に関する内容です。
皆様は金属アレルギーと聞いていかがお考えでしょうか?
金属アレルギーは、Ⅰ型~Ⅳ型アレルギーの中でⅣ型アレルギーに分類されます。
Ⅳ型??
Ⅳ型と聞いても意味不明な方も多いと思います。
Ⅳ型とは遅延型のことでして、アレルギー反応が出るまでに長期に渡る時間の経過を経てから
生じることを意味します。
歯科の分野で?遅延型のアレルギー・・・金属アレルギー・・・
さて、何のことでしょう?
歯科に使用されている保険金属は通常Hg(水銀)Au(金)Pd(パラジウム)Cu(銅)Sn(スズ)Ni(ニッケル)Zn(亜鉛)など様々な金属の複合物、いわゆる合金です。
原因不明の発疹や湿疹が生じてるケースでは歯科の保険金属が原因で全て取り除くといったケースもあります。日本における保険使用金属は体内で害になるものが含まれており、海外よりも規制が緩い点が指摘されています。
歯に使用した金属は溶出し、食べ物を摂取するのと同様に金属を常に飲み込んでいます。
このように金属を知らず知らずに摂取していると、遅延型アレルギーが徐々に信号を発信し全身症状として生じてしまいます。
現在、歯科の分野ではメタルフリーが進行してきており国も金属を使わない材料も一部保険に適応されてきております。
保険内のメタルフリー材料は、まだ精密度に若干劣ると私自身は個人的に思いますが、今後体に悪影響を及ぼす金属が保険から排除されることを強く願っております。
当院では、セラミック治療の一種としてセレック治療を行っております。
セラミックとセレックの違いですが、セラミックは素材のお名前で、ジルコニアや二ケイ酸リチウムなども含まれます。
セレック治療とはセレックというドイツのメーカーが口腔内スキャナを用いて歯を型撮りし、その日のうちに虫歯をセラミックに変更する治療法です。
その素材には、ハイブリッドのものやセラミックのものもあります。
つまりその日のうちに一日でセラミックを装着できるドイツ製の機械を使った治療。
といったところでしょうか。
一日で治療できるメリットはこちらにも記載がありますので是非ご覧ください。
セレックを使用すると
1
歯の固さに近いセラミックを装着できる
2
一日で装着できるので削ったところに虫歯菌や汚れが付着しないでセラミックを装着できる。
3
安価
4
時間がない方にもすぐに完了できる(お口の清掃状態を確認し健康な状態を確認してからセレック治療には介入します。)
以上のような、利点がセレック治療にはありますが、あくまで清掃状態が良好なことが条件です。
セレックに限らず歯ぐきが腫れている状態での銀歯やセレックの装着は結局のところ虫歯に後々なってしまいます。
金属アレルギーの不安な方のみならず、今銀歯で歯と銀歯の隙間が徐々に広がっている方にはセレック治療を用いたセラミックの装着は大変利点のある治療法なのです。
ちなみに、金属アレルギーはどの金属の種類のアレルギーなのか不明な場合が多く、歯科用の合金をひとつひとつを調べなくてはいけません。
大変手間と費用と患者様の苦労も伴います。
金属アレルギーの方のお話をしましたが、銀歯の方で仕事に集中できないから銀歯をすべて外してほしいといわれすべてセレックに変更された方もおられます。
この点には、論文レベルで私は調べたことがありませんが臨床している中で、そのような生活背景への好転換を迎えた方が
いらっしゃったことは歯科医師冥利に尽きるものでした。
このように少しでも金属アレルギーがないかと気になったあなた(^^)/
ひとつ面白話も付け加えます。
チョコレートでニキビ様の症状が出たことはありませんか?
チョコレートにはNi(ニッケル)が多く含まれており、ひょっとしたらNiアレルギーなのかもしれませんよ。
チョコのような世間一般にありふれたものにも金属アレルギーは潜んでいます。
脅かすわけではなく、このように歯科の世界にも有害な金属が保険適応にされていることを少し知っていただき今年は歯を大切にし不要な金属を体に植え込まれないように注意して過ごしてくださいね。一度保険の金属を装着したところから金属アレルギーの発症に向かうといっても過言ではないのです。
結果、自分の歯が一番強くて優しくて長持ちする。
追伸
歯周病菌も歯茎の間にいて常に歯周病菌や虫歯菌を飲み込んでいます。できるだけ歯をきれいにし唾液は飲み込んでくださいね。
長持ちさせたいならぜひ当院まで。