年末年始のお知らせ
ブログで失礼します。
クリスマスも終わり本当に年の瀬になりました。
当院は、本年12/30まで診療します。(12/29火曜日診療あり)
年末は、一年身体を酷使してきた方々が疲れがどっと出てしまう季節なのかもしれません。
とても急患が多いのです。。。
救急患者さんは年末に本当に続発します。
そのため、年末は極力診療をして困っている患者さんがいらっしゃらないように尽力しているつもりです。
しかし、予約をしっかりおとりになりお越しいただいている患者さんもおられますので
、救急患者さんを優先してお通しするわけにも参りません。
この点においては何卒ご理解のほど宜しくお願い致します。
幡ヶ谷エンドウ歯科医院では12月30日までの診療から年末年始休暇になり
翌年1月5日までお休みをいただきます。
病に休みはありませんが、不思議と年始になるとそこまで痛みや腫れを生じた患者さんがお越しにならないのが現状です。
年始の急患は、何が一番多いと思いますか?
1位!
詰め物が外れる。。。
歯科業界でいう脱離(ダツリ)です。
コレ。原因は何だと思います?
正月に食べるものといえば・・・お餅です。
お餅は歯にくっつくので銀歯がとっても外れやすいのです。
しかし、残念に思うことはございません。
お餅ごときでとれてしまうのであれば初めからほぼとれていたのです。
しかし、気づかないうちに、虫歯になり神経まで進行していたらどうなってしまうでしょうか?
銀歯の下が腐って柔らかくなり外れてくれたのです。
話は少し脱線しますが、デンタルフロスをして銀歯が外れたことがあるからフロスをしなくなったといわれる方がおります。
これってどうなんでしょう?
段差や、虫歯があるからフロスが引っ掛かり外れるのです。
つまり、フロスのような糸を歯と歯の間に通しただけで外れる代物はすでに隙間があり虫歯に向かって進んでいっているのです。
話を元に戻しまして、お餅も同様です。
お餅が銀歯を外してくれたのは、虫の知らせです。
上手い!!!(虫歯だけに虫の知らせ)
銀歯はレントゲンで確認しても中で虫歯になっているのか,わからないのです。
レントゲンに金属は反射してしまいすべて白く映ってしまいます。
なので、歯の中に詰められている銀歯の下に虫歯あっても歯医者さんでも気付きづらいのです。
気付くとしたら、銀歯の淵から隙間を見つけたとき。
レントゲンではかなり大きくなってから。
かなり大きくなってから気付くということは歯の神経を取り除く(抜髄)可能性が格段に高いということです。
お正月のイベントとしてお餅を食べる行為はとても縁起がいいです。
もともとの由来は平安時代の歯固めだったり、長く伸びて切れないことから長寿や子孫繁栄などの意味があるようですが
お餅で外れた銀歯もとても縁起がいいように思います。
虫歯の小さなケースで銀歯が外れてくれれば神経を残せる治療に持っていけるかもしれません。
神経にかなり近い治療を行うケースでは、MTA(バイオセラミックス)を使い、何とか神経を残れる可能性はあります。
しかし、何事も早期発見がより良い予後をもたらすのです。
来年も虫歯菌、歯周病菌とエンドウ歯科医院は戦い続けます(^^♪そして、歯を守っていきます。
ちなみにMTAは保険適応外です。
歯科治療は保険内で治せるものは軽度な感染は予後を自費治療と比べても大差ありません。
しかし、重症になればなるほど保険治療とは雲泥の差が予後において生じます。
常日頃、メンテナンスを受けて早期に治して治療費を少額な治療費にするか、普段は医者さんに行かないで
歯を大きく失い、神経を除かれたり、インプラントになったりするか。
これを決めるのもご自身次第です。
私は、患者さんにいつまでも自分の歯で生活をしてほしいので、来年も引き続き皆様にお伝えしていこうと思います☆
幡ヶ谷地域の歯を守るエンドウ歯科医院でした(^^)/