2026年08月14日 歯のコラム

子どもの歯科検診は何をするの?行う内容や頻度、費用も

こんにちは。渋谷区本町、京王線「幡ヶ谷駅」より徒歩10分にある歯医者「エンドウ歯科医院」です。

健康的な歯の子ども

子どもは大人に比べて歯が弱く、また歯磨きが不十分になりやすいため、虫歯や歯肉炎などのトラブルが起こりやすくなります。そのため、定期的な歯科検診が欠かせません。

しかし「歯科検診ではどのようなことをするの?」「どのくらいの頻度で通えばいいの?」と疑問を持つ保護者の方も多いのではないでしょうか。

この記事では、子どもの歯科検診で行う内容や通院の頻度、費用について解説します。お子さまの歯の健康を守りたい方は、ぜひ参考にしてください。

子どもの歯科検診で行うこと

子どもの歯科検診で行うこと

ここでは、子どもの歯科検診で行うことについて解説します。

虫歯のチェック

虫歯は、見た目ではわかりにくいことも多く、気づかないうちに進行していることが少なくありません。特に乳歯は、永久歯よりも歯の表面のエナメル質が薄く、歯質がやわらかいため、虫歯になりやすい特徴があります。

早い段階で発見できれば、削らずにフッ素塗布などの処置で治せるケースもあるため、虫歯の早期発見・早期治療が重要です。

歯科健診では、歯の表面や歯と歯の間、奥歯の溝の部分などを観察し、虫歯の有無と進行具合を確認します。目に見えない虫歯を発見するために、レントゲン撮影を行うこともあります。

噛み合わせや歯並びのチェック

歯科検診では、虫歯だけでなく噛み合わせや歯並びの状態も確認します。乳歯が正しく生えているか、永久歯への生えかわりが順調か、上下の歯がしっかりと噛み合っているかなどをチェックします。

歯並びの問題は発音や咀嚼機能にも関わるため、早期に気づいて、治療を検討することが必要です。舌の使い方や飲み込みの癖など、口腔習癖の影響が見られる場合は、改善のアドバイスを行います。

歯のクリーニング

歯のクリーニングは、専用の器具を使ってプラーク(歯垢)や歯石を取り除く処置です。歯石は、プラークが固まってできたもので、普段の歯磨きでは取り除けません。歯石の表面はざらざらとしており、放置するとプラークが蓄積して虫歯や歯周病のリスクが高まります。

歯科検診では歯磨きで取り除けていないプラークや、すでに形成された歯石を取り除くため、虫歯や歯周病の予防につながります。歯をきれいにすることで、見た目の清潔感も保たれるでしょう。

フッ素塗布

フッ素は、歯を強くし、虫歯の原因となる細菌の働きを抑える効果があります。市販の歯磨き粉にもフッ素は含まれていますが、歯科医院で使用されるものは濃度が高く、より高い効果が期待できます。

痛みもなく短時間で終わるため、子どもでも安心して受けられるでしょう。フッ素が流れて効果が薄れるのを防ぐために、塗布後30分〜1時間ほど飲食やうがいを控えてください。

ブラッシング指導

検診では、歯科衛生士によるブラッシング指導も重要な項目です。子どもが自分でしっかり歯を磨けるようになるためには、正しい磨き方を身につけることが大切です。また、保護者の仕上げ磨きの質も、虫歯や歯周病の予防に大きく影響します。

ブラッシング指導では、年齢や歯並びの状態に応じて、歯ブラシの当て方や力加減、動かし方などをアドバイスします。お子さまと保護者の方が正しい歯磨きの仕方を知ることで、普段の歯磨きの質を向上できるでしょう。

歯科検診は何歳から受けるべき?

歯科検診は何歳から受けるべき?

子どもの歯科検診は、最初の乳歯が生える生後6か月から1歳頃を目安に始めるとよいとされています。初めての検診の目的は、虫歯の治療ではなく、お口の中の状態を確認し、保護者の方に正しいケア方法を伝えることです。この時期に歯科医師とつながっておくことで、今後の成長に応じたサポートを受けやすくなります。

その後は、1歳半健診や3歳児健診といった自治体の健診をきっかけに、定期的な歯科検診を受ける習慣をつけていくとよいでしょう。子どもが歯医者に慣れるためにも、痛くなる前から通う習慣をつくことが大切です。

歯科検診を受ける頻度

歯科検診を受ける頻度

子どもが歯科検診を受ける頻度は、3〜6か月に1回が目安です。定期的な受診により、虫歯や歯茎の炎症、歯列の乱れなどを早い段階で把握でき、必要なケアや治療につなげられます。

特に、乳歯が生えそろう時期や、永久歯への生え変わりが始まる時期は、歯や口内の状態が大きく変化するため、定期的なチェックが重要です。

また、虫歯ができやすい体質や生活習慣があるお子さまは、歯科医師の判断で、より短い間隔での受診を勧められることもあります。受診の間隔は、歯科医院で相談しながら決めていくとよいでしょう。

子どもの歯科検診の費用

子どもの歯科検診の費用

子どもの歯科検診にかかる費用は、年齢や自治体の制度、医療機関によって異なります。未就学児や小学校低学年の場合、多くの自治体で自己負担が軽減された制度が導入されており、保険証や受給者証の提示によって費用がかからないこともあります。

一方、保険の適用とならない自由診療に関しては、費用が必要です。例えば、より時間をかけたクリーニング(PMTC)やシーラント処置を希望した場合、1回あたり数千円程度の負担が発生することがあります。

また、通院先の歯科医院によっては、初診料や再診料がかかることもあります。検診前に、費用の目安や支払い方法をあらかじめ確認しておくと安心です。

子どもが歯科検診を受ける際の注意点

子どもが歯科検診を受ける際の注意点

お子さまが歯科検診を受ける際には、注意すべきポイントがあります。ここでは、子どもが歯科検診を受ける際の注意点について解説します。

脅し文句を使わない

「歯医者さんで痛いことされるよ」などの脅すような言い方をしていると、歯科に対する恐怖心を強める原因になります。痛みや恐怖をイメージさせる表現を避け、やさしい言葉を使って伝えることが大切です。普段からしつけの際にもネガティブな言い方はしないようにしましょう。

歯科医院へ行く前には、「お口の中をきれいにしてもらおうね」「先生に見てもらおうね」といった前向きな声かけをすると、抵抗感も薄れやすくなります。できるだけ安心できる雰囲気づくりを心がけましょう。

食後を避ける

歯科検診を受ける際には、食後すぐの時間帯はできるだけ避けましょう。お子さまの中には、口の中に器具を入れられると吐き気を感じる方もいるためです。小さなお子さまの場合、お昼寝の時間に検診を受けると、眠たくなって機嫌が悪くなるケースも少なくありません。

口を開けていられなかったり、歯科医院に対して苦手意識を持ったりすることもあります。検診を受ける際は、食事から2時間程度の時間をあけ、機嫌がよい時間帯を選びましょう。午前中やお昼寝の後など、時間帯を工夫することが大切です。

無理に押さえつけない

歯科検診に対して不安や怖さを感じて泣き出すお子さまもいますが、無理やり体を押さえて検診を進めるのは避けましょう。力づくで行うと、歯医者に対する嫌な印象が強まり、次回以降の通院をより拒否するようになる可能性があります。

大切なのは、子どもの気持ちに寄り添いながら、少しずつ慣れていけるようサポートすることです。拒否感が強い場合は、まずは診療室に入って椅子に座ってみるだけ、などのステップから始める場合もあります。歯科医師や歯科衛生士と相談しながら、お子さまのペースで検診を受けられるようサポートしましょう。

まとめ

健康的な歯の子ども

子どもの歯科検診は、虫歯や歯肉炎を早期に発見するだけでなく、正しい歯並びや噛み合わせを育てるうえでも大切な機会です。乳歯から永久歯への生えかわりの時期は、口の中の環境が大きく変化します。この時期にこまめに歯科医院でチェックを受けておくことで、将来のトラブルを防ぎやすくなります。

また、歯科医院ではブラッシング指導を受けることも可能です。普段のブラッシングの質を向上できるだけでなく、子ども自身の口の健康への意識も高まります。定期的に歯科検診を受け、お子さまの歯の健康を保ちましょう。

お子さまの歯科検診を検討されている方は、渋谷区本町、京王線「幡ヶ谷駅」より徒歩10分にある歯医者「エンドウ歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院は「一人ひとりに合った治療計画で歯を守ること」を意識して診療にあたっています。診療案内ページはこちらご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

遠藤 善孝

■この記事の監修者

遠藤 善孝

経歴
  • 北海道医療大学卒業
所属機関
  • 日本歯周病学会
  • IPSG
  • 日本口腔外科学会
  • 臨床歯科を語る会
  • 日本口腔インプラント学会
  • インビザライン認定ドクター
  • 日本外傷歯学会

▶︎ 医師紹介ページを見る