小児矯正は何歳から?治療を検討すべきタイミングとメリット
こんにちは。渋谷区本町、京王線「幡ヶ谷駅」より徒歩10分にある歯医者「エンドウ歯科医院」です。

お子さまの歯並びや噛み合わせに関する悩みは、近年ますます注目されるようになってきています。特に、小児矯正は将来の健康や見た目に大きく影響を与えるため、早い段階で検討されるようになってきました。
しかし、実際には「何歳から始められるの?」「本当に必要なの?」と疑問に思う保護者の方は多いのではないでしょうか。
今回は、小児矯正の基本から始める適切な年齢、治療のメリット・デメリットなど、小児矯正を検討している方が知っておきたい情報をわかりやすく解説します。お子さまの将来の健康と自信のある笑顔のために、ぜひ最後までお読みください。
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小児矯正は何歳から?

小児矯正は、子どもの成長に合わせて適切な時期に始めることで、より効果的に歯並びや噛み合わせを整えやすくなります。ここでは、小児矯正を始める一般的な時期や治療の種類について解説します。
第一期治療
矯正治療の第一期治療とは、乳歯と永久歯が混在している混合歯列期に行う矯正治療を指します。一般的には5〜12歳ごろの時期が対象となります。この時期は顎の骨の成長が活発に行われているため、骨格のバランスを整えながら歯が正しく並ぶための土台を作ることができます。
第一期治療の目的は、永久歯が正しい位置に生えてくるように顎の大きさや形を調整し、歯が並ぶスペースを確保することです。これにより、将来的に本格的な矯正治療(第二期治療)が必要になった場合でも、治療がスムーズに進みやすくなります。
第二期治療
第二期治療は、永久歯がほぼすべて生えそろう12歳ごろから開始されることが多く、大人の矯正治療に近い内容になります。この段階では、歯並びや噛み合わせを細かく整えることが目的となり、ワイヤー矯正やマウスピース矯正などを行って本格的な矯正を行います。
第一期治療を経て顎の土台が整っていれば、第二期治療の負担を軽減できることがあります。なかには第一期治療のみで十分に歯列が整うケースもあるため、すべてのお子さんが第二期治療を必要とするわけではありません。
子どもの歯並びが悪くなる原因

子どもの歯並びが悪くなる原因は、一つだけではなく複数の要素が関係していることが多くあります。ここでは、主な原因をいくつか挙げて解説します。
遺伝
歯の大きさや顎の骨格は、遺伝による影響を受けることがあります。たとえば、お父さんやお母さんが出っ歯や受け口だった場合、子どもにも同じような傾向が見られることがあります。また、歯の本数が足りない先天性欠如といった異常も遺伝する可能性があります。
遺伝が関係している場合でも、成長期のタイミングを活かして矯正治療を行うことで、見た目だけでなく噛み合わせのバランスも改善できる可能性があります。家族の中に歯並びや顎の成長で気になる点がある場合は、早めに専門家に相談しておくとよいでしょう。
指しゃぶりや口呼吸などの癖
子どもに多い癖の中には、歯並びや顎の成長に悪影響を及ぼすものがあります。代表的なのが指しゃぶりや、口を開けたままの状態が続く口呼吸です。
こうした癖は、歯や顎に不自然な力をかけるため、前歯が出たり、噛み合わせがずれたりする原因になります。また、舌を前に押し出す癖や、唇を噛む習慣なども、歯列に影響することがあります。
食生活や生活習慣の乱れ
やわらかい食べ物ばかり食べるなど、生活習慣の乱れも歯並びの悪化を招きます。やわらかい食べ物ばかり食べていると噛む回数が減り、あごが十分に発達しなくなる可能性があります。
また、歯磨きが不十分で虫歯が多いと、早期に乳歯が失われて永久歯が正しく並ぶスペースがなくなることがあります。
顎の発育不足
現代の子どもたちは柔らかい食事が中心となり、噛む回数が減っていることで、顎の成長が不十分になる傾向があります。顎が小さいままだと永久歯が並ぶスペースが足りなくなり、歯が重なって生えたり、ガタガタの歯並びになったりすることがあります。
また、顎の成長が左右どちらかに偏ると、顔のゆがみや噛み合わせのズレにつながることもあります。子どものうちにしっかりと噛む習慣を身につけることが、将来の歯並びを整えるうえでとても大切なのです。
小児矯正を検討すべき歯並び

お子さんの歯並びや噛み合わせに不正がある場合、矯正治療によって改善が期待できることがあります。特に、以下のような歯並びに該当する場合は注意が必要です。
- 出っ歯(上顎前突)
- 受け口(反対咬合)
- 開咬
- 叢生(そうせい)
- 空隙歯列(すきっ歯)
- 過蓋咬合
これらの症状は見た目だけでなく、噛む・話すなどの機能にも影響を与える可能性があります。保護者の方が気になる点があれば、早めに歯科医院で相談するようにしましょう。
小児矯正のメリット・デメリット

小児矯正には多くの利点がありますが、一方で注意すべき点も存在します。ここでは、メリットとデメリットの両面からわかりやすく解説します。
小児矯正のメリット
小児矯正には、成長期だからこそ得られる多くのメリットがあります。
顎の成長を利用できる
小児期は顎の骨が成長途中にあって柔軟なため、この時期に矯正を行うことで顎の幅や位置の調整がしやすくなります。たとえば、上顎と下顎の大きさにズレがある場合でも、成長をコントロールしながらバランスの良い噛み合わせへ導くことが可能です。このように、骨格的な問題を早期に改善できるのは、小児矯正の大きな特徴です。
将来的に抜歯を避けられる可能性がある
成人矯正では、歯を並べるスペースを確保するために抜歯が必要になることがあります。しかし、小児矯正では顎の成長を利用することで歯を抜かずに治療できる場合があります。歯が生えるスペースをあらかじめ広げておくことで、自然な歯列を保ちやすくなるため、将来的な負担も軽減されるかもしれません。
虫歯や歯周病のリスクを軽減できる
歯並びが悪いと、歯と歯が重なり合って歯ブラシの毛先が届きにくく、どうしても磨き残しが多くなってしまいます。小児矯正によって歯並びが整えば、歯磨きがしやすくなり、口の中の清潔な状態を保ちやすくなります。
その結果、虫歯や歯ぐきの炎症といったトラブルを防げる可能性も高まるでしょう。小児矯正は、健康な歯を長く保つための土台づくりにつながるのです。
子どもの自信につながる
歯並びや噛み合わせが整うことで、見た目へのコンプレックスが解消され、自信を持って笑えるようになるケースも少なくありません。特に、小学生から中学生にかけては見た目に対する意識が高まりやすく、歯列の乱れが原因で人前で口元を隠すようになる子も少なくありません。
早期に矯正を行うことで、そうした心理的な負担を軽減でき、自己肯定感の向上にもつながります。子どもが前向きな気持ちで学校生活を送れるという点も、小児矯正の大きなメリットです。
小児矯正のデメリット
一方で、小児矯正には注意すべきデメリットも存在します。
費用がかかる
小児矯正は基本的に保険の適用外となる自費診療のため、治療費が高くなる傾向があります。歯科医院の方針や治療内容にもよりますが、治療開始から終了までに数十万円かかることも少なくありません。
また、定期的な通院費や装置の調整費が別途発生する場合もあるため、治療を開始する前に費用の総額についてしっかり確認しておくことが大切です。
お子さまにとって負担になることがある
矯正装置を装着すると、最初は違和感や軽い痛みを感じることがあります。また、装置の管理や通院の手間、日々のケアも必要になるため、お子さまにとってストレスや負担になることも少なくありません。これらの負担を軽減するためには、ご家族のサポートが重要となります。
まとめ

小児矯正は、子どもの成長を利用して歯並びや噛み合わせを整えることができる治療法です。一般的には、5〜12歳ごろに開始することが多く、早期に治療を開始すれば将来的な抜歯のリスクを減らせる可能性があります。
歯科医院での定期的な検診を通じて、子どもの歯並びに対する意識を高めていくことが重要です。将来の健康な歯並びのために、ぜひ一度歯科医院で相談してみてはいかがでしょうか。
小児矯正を検討されている方は、渋谷区本町、京王線「幡ヶ谷駅」より徒歩10分にある歯医者「エンドウ歯科医院」にお気軽にご相談ください。
当院は「一人ひとりに合った治療計画で歯を守ること」を意識して診療にあたっています。診療案内ページはこちら、ご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

■この記事の監修者
遠藤 善孝
経歴
- 北海道医療大学卒業
所属機関
- 日本歯周病学会
- IPSG
- 日本口腔外科学会
- 臨床歯科を語る会
- 日本口腔インプラント学会
- インビザライン認定ドクター
- 日本外傷歯学会