当院では、歯や顎のお悩みを幅広く扱う口腔外科の分野にも力を入れています。
特に親知らずの抜歯には、1万本以上の実績があり、CTを用いた精密な診断を通して、安全かつ丁寧な治療を心がけています。
親知らずによる痛みや腫れ、歯列への影響などが気になる場合は、ぜひ当院にご相談ください。

親知らずとは

一般的に「親知らず」と呼ばれている歯は、「第三大臼歯」や「智歯」とも呼ばれます。
10代後半頃から萌え始める方が多く、上下左右合計4本存在することが一般的です。
ただし、あごの大きさや歯並びの状態によって斜めや横向きに生えてきたり、一部しか萌出しなかったりする場合があります。
こうしたケースでは虫歯や歯周病になりやすく、隣の歯に悪影響を及ぼすこともあります。

親知らずを放置するリスク

痛みがないまま放置すると、歯茎の奥で炎症が進んでいたり、手前の歯が押されてダメージを受けたりする可能性があります。
斜めに生えた親知らずは特に歯ブラシが届きにくく、プラークがたまることで虫歯や歯周病が進行しやすくなります。
その状態が続くと、顎全体の歯並びやかみ合わせに影響が及び、全身のバランスを乱す原因にもなり得ます。

抜歯を早期に検討したほうが良いケース

  • 親知らずまわりで炎症が繰り返される場合
  • 斜めや横向きに生え、隣の歯を圧迫している場合
  • 親知らずが深い虫歯になっている場合
  • かみ合わせを乱している場合
  • 将来的に糖尿病や骨粗しょう症などが予想され、抜歯が困難になるリスクを考慮すべき場合

抜歯をしなくてもよいケース

  • 親知らずがまっすぐきれいに生えている場合
  • 痛みや腫れなどの炎症がまったくない場合
  • 清掃が行き届き、虫歯や歯周病のリスクが低い場合
  • 移植などでの活用が見込める場合
  • 高齢で全身状態に考慮が必要な場合

親知らず抜歯後の過ごし方

親知らず抜歯後の過ごし方|エンドウ歯科

抜歯直後

麻酔の効いている間は、頬や唇の感覚が鈍くなっています。
不用意に粘膜を噛んでしまわないよう、意識的に注意を払ってください。
出血が続くときは清潔なガーゼを当てて咬み、圧迫止血をしてください。
強いうがいは血餅(血のかたまり)を洗い流してしまうため、抜歯直後は控えるようにお願いいたします。


麻酔が切れた後の痛み
麻酔が切れてから1~2日後が痛みのピークになることが多いです。
痛み止めや抗生物質を処方しますので、適切なタイミングでの服用をお願いいたします。
痛みが我慢できないと感じた時は、無理をせず遠慮なくご連絡ください。

翌日以降

抜歯部位が腫れることがありますが、多くの場合は日を追うごとに和らいでいきます。
血行を促進する行為(長風呂、飲酒、激しい運動)は、腫れや出血が増える可能性があるため、抜歯後しばらくは控えていただくようにしています。
抜歯後の穴が埋まるまでには個人差がありますが、通常は1ヶ月から半年ほどかかります。
トラブルが続く場合や強い痛みが治まらない場合は、ご相談ください。

口腔外科で取り扱うその他の症例

当院は歯肉の移植やインプラント、歯の移植など、さまざまな口腔外科領域の治療を行っています。
親知らずをドナー歯として活用する自家歯牙移植などの症例もあり、歯を抜いて終わりではなく、別の形で機能を回復できる選択肢をご用意しています。
外傷やあごの関節に関する症状についても、必要な精査・処置を行いますので、ご不安があればお早めにご相談ください。

症例紹介の一例

  • 親知らずを活用した歯牙移植で欠損部を補い、かみ合わせを改善した症例
  • インプラント周囲の歯茎を移植して、感染予防を図った症例
  • 上顎洞に近い歯を抜歯し、術後のトラブルを回避した症例

これらの実績をもとに、患者様に応じた治療プランを提案しています。

当院の親知らず抜歯の特長

CTによる正確な診断

歯科用CTやデンタルX線装置を用いて、親知らずの位置や神経、血管との位置関係を三次元的に把握します。
二次元のレントゲンだけではわからない情報を得られるため、抜歯の方針を立てる際に役立ちます。
こうした詳しい診断により、より安全で負担の少ない治療を目指しています。

1万本以上の親知らず抜歯実績

当院では、これまで1万本を超える親知らずの抜歯を経験してきました。
埋伏歯(骨や歯茎の下に埋まっている親知らず)を含む多くの症例を扱う中で、技術やノウハウを積み重ねています。
手術前には丁寧な説明を行い、患者様の不安を和らげられるように努めています。

状況に合わせた機材と処置

歯科用麻酔器具を使用し、必要に応じて笑気を取り入れたリラックス状態での手術を検討する場合があります。
また、視野の確保が難しい部位には歯科用マイクロスコープやルーペを用いて、周囲の組織をできるだけ傷つけないように進めます。
痛みが心配な患者様には、消炎鎮痛剤を適切に処方するなど、負担軽減を意識しています。

親知らずや口腔外科治療のお悩みはご相談ください

歯茎の奥に違和感がある、歯を噛み合わせると強い痛みがある、隣の歯を押されているような感覚が続くなど、気になる症状がある際は放置せず早めの受診をおすすめします。
CTやマイクロスコープを活用した確実な診断と、長年の実績に基づく処置で、患者様の負担をできるだけ減らせるよう心がけています。
抜歯後も早期回復へ向けて細やかなサポートを行い、普段の生活を取り戻しやすくいたしますので、ご安心ください。

当院では、歯を守りながら快適な毎日を送っていただけるよう、口腔外科の分野でも精一杯お手伝いをいたします。
疑問や不安がありましたら、いつでもお声がけください。

 

口腔外科・親知らず治療のよくある質問

Q: 口を開くとあごに痛みがあり、大きく開きません。顎関節症ですか。

筋肉や関節に痛みがあれば顎関節症の可能性がありますが、親知らずや虫歯による炎症があごの不調につながる場合もあります。
原因を特定するためには、レントゲンやCT検査などを行う必要がありますので、まずは受診をおすすめいたします。

 

Q: ぶつけて歯が抜けてしまいました。戻せますか。

抜けた歯を再度定着させられる場合があります。
抜けた歯を洗い流したりこすったりせず、水や牛乳、生理食塩水などに入れて保存し、できるだけ早く当院へお越しください。
歯根膜が無事であれば戻すことが可能です。

 

Q: 親知らずは必ず抜かなければなりませんか。

親知らずの生え方や周囲の炎症状況により、抜歯の必要性は異なります。
横向きや斜めに生え、トラブルを起こす見込みが高い場合は抜歯を提案しています。
一方で、まっすぐ萌出しており十分に清掃できる場合は、そのまま残しておくケースもあります。
また、将来の移植に備えて親知らずを保管する選択肢も考えられます。