2026年05月08日 歯のコラム

歯のクリーニングで痛いと感じやすい人は?クリーニングの流れも

こんにちは。渋谷区本町、京王線「幡ヶ谷駅」より徒歩10分にある歯医者「エンドウ歯科医院」です。

歯のクリーニング中に歯が痛くなって顔をしかめる女性

歯のクリーニングは、虫歯や歯周病を防ぐために重要なケアの一つです。

しかし、歯のクリーニングは痛いのではないかと不安に思われている方もいるでしょう。実際にクリーニング中に痛みを感じるケースはあり、その要因は口腔内の状態によって異なります。

今回は、歯のクリーニング中に痛みを感じやすい人の特徴について解説します。痛みを抑えるために大切なことについても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

歯のクリーニングとは

歯をクリーニングした前後のイメージ

歯のクリーニングとは、歯科医院で専門的に行われる、歯の表面や歯ぐきのまわりにたまった汚れを取り除く処置です。毎日の歯みがきでは落としきれない歯石やプラーク(歯垢)、着色汚れなどを専用の器具を使って取り除き、口の中を清潔に保つのが目的です。

クリーニングを受けることで、虫歯や歯周病の予防につながるだけでなく、口臭の予防・改善につながる、歯の表面がツルツルになるといった効果もあります。見た目の清潔感がアップすることから、美容やエチケットの一環として定期的に通う方も増えています。

歯のクリーニングでは超音波スケーラーや手用スケーラーと呼ばれる専用の道具を使って、歯石などの汚れを丁寧に取り除いていきます。処置後には、仕上げとして歯の表面を磨いたり、フッ素を塗布したりする場合もあります。

歯のクリーニングは、痛みや不快感を最小限に抑えながら行われる処置ですが、歯や歯ぐきの状態によっては刺激を感じることもあります。

とはいえ、多くの場合は短時間で終わり、すっきりとした爽快感を得ることができます。健康な口腔環境を保つためには、歯科医院でのクリーニングを定期的に受けることが大切です。

歯のクリーニング中に痛みが出やすい人

歯茎が炎症をおこしている様子

歯のクリーニングで痛みを感じるかどうかは、個人の歯や歯ぐきの状態によって異なります。ここでは、痛みが出やすいとされる人の特徴をご紹介します。

歯ぐきに炎症が起こっている人

歯ぐきが赤く腫れていたり、軽く触れただけで出血したりする場合、歯ぐきに炎症が起こっているサインです。このような炎症があると、クリーニングの道具が歯ぐきに触れた際に敏感に反応し、痛みを感じやすくなります。

しかし、治療を通じて炎症を改善すれば、痛みも軽減されていきます。

知覚過敏の人

知覚過敏がある場合、冷たい水や風、器具の振動などに敏感に反応します。歯の表面を覆うエナメル質がすり減ったり、歯ぐきが下がったりして内部の象牙質が露出すると、外からの刺激が神経へ伝わりやすくなります。

そのため、通常であれば問題にならないクリーニングの工程でも、鋭い刺激として感じることがあるのです。特に前歯や歯の根元は影響を受けやすいでしょう。

歯石が多く付着している人

歯石が多く付いている場合は、クリーニングの際に刺激を感じやすくなります。歯石はプラークが硬くなったものです。歯石は歯の表面や歯ぐきの近くに強く付着するため、取り除くときには専用の器具で振動や圧力を加える必要があり、その際に痛みを感じることがあります。

また、歯ぐきの中に入り込んだ歯石は見えにくく、取り除く際に歯ぐきの内部へアプローチする必要があります。このときに一時的な刺激を感じることがありますが、歯石を除去することで歯ぐきの状態が整いやすくなります。

歯石が少ない状態を保つことで、クリーニング時の負担も軽減しやすくなります。

歯ぐきが下がっている人

歯ぐきが下がると、歯の根元が露出して、クリーニング時に刺激を感じやすくなります。

通常、歯の表面はエナメル質という硬い組織に覆われていますが、根元の部分にはそれがなく、外からの刺激が伝わりやすい構造になっています。そのため、水の冷たさや器具の振動がしみるように感じることがあるのです。

歯ぐきが下がる原因には、加齢のほか、歯周病の進行や強い力でのブラッシングなどが挙げられます。露出している範囲が広いほど刺激を受けやすくなるため、日頃から歯ぐきに負担をかけないケアを意識することが大切です。状

痛みを抑えて歯のクリーニングを受ける方法

痛みを抑えて歯のクリーニングを受ける方法を説明する女性

歯のクリーニングは工夫次第で刺激を抑えながら受けることができます。以下に、痛みを抑えながらクリーニングを受けるための方法をご紹介します。

事前に痛みが不安なことを伝える

過去に刺激を強く感じた経験がある場合や、しみやすい部位がある場合は、事前に歯科医師や歯科衛生士に共有しておくことが大切です。これによって器具の使い方や当て方を工夫したり、出力を調整したりして、刺激を抑えながら進めることができます。

また、施術中に痛みを感じた場合も、その都度伝えることで進め方を見直すことができます。事前のコミュニケーションがしっかり取れていると、落ち着いた気持ちでクリーニングを受けやすくなるでしょう。

無理のない範囲で段階的に行う

痛みに対して強い不安がある場合や、歯石の付着が多い場合には、クリーニングを一度で終わらせようとせずに複数回に分けて行う方法もあります。1回あたりの処置を短時間に抑えれば、歯や歯ぐきへの刺激が少なくなり、痛みを軽減できます。

歯科医師と相談しながら、自分に合ったペースで進めることが大切です。

体調の良いタイミングで受ける

体調が優れないときは、痛みに対する感受性が高まることがあるため、クリーニングは体調が良いタイミングで受けることが大切です。

睡眠不足や疲労がたまっている状態では、緊張やストレスで痛みを感じやすくなります。また、風邪気味のときや体調を崩しているときは、歯ぐきが炎症を起こして刺激に過敏になっている可能性もあります。

心身がリラックスしやすい午前中など、自分にとって無理のない時間帯を選ぶと、より負担なく受けられるでしょう。

歯のクリーニングの流れ

歯石除去(スケーリング)のイメージ

ここでは、一般的な歯のクリーニングの流れをご紹介します。

口腔内のチェック

最初に行われるのが、歯科医師や歯科衛生士による口腔内のチェックです。虫歯や歯周病の有無、歯石の付着状況、粘膜の状態などを確認します。ここで異常が見つかった場合は、先に治療を行ってから本格的なクリーニングに進むこともあります。

この工程は、患者さんの口腔内の状態を正確に把握し、それに合わせたクリーニングを行うために欠かせない重要なステップです。

歯石除去(スケーリング)

次に、歯の表面や歯ぐきの近くに付いた歯石を取り除きます。歯石は歯ブラシでは落とせないため、専用の器具を使って除去します。

多くの場合、超音波の細かな振動を利用する機器や、手用の器具を使い分けながら進めます。歯ぐきに炎症がある部分や歯石が多い部分では、刺激を感じることがありますが、歯石を取り除くことで歯ぐきを健康な状態に整えやすくなります。

歯面清掃(ポリッシング)

歯石の除去が終わったあとには、歯の表面を滑らかに整えるポリッシングを行います。専用の器具と研磨剤を使って、細かい汚れや着色を除去し、歯の表面をツルツルに仕上げます。

歯の表面がなめらかになると、プラークや着色汚れが付きにくくなるだけでなく、見た目も明るくなるでしょう。

フッ素塗布

歯のクリーニングの仕上げとして行われるのがフッ素塗布です。歯の表面にフッ素を塗ることで、歯の修復を助ける再石灰化が促され、酸に対する抵抗力が高まります。その結果、虫歯の発生を防ぎやすい状態に整います。

特に、歯の質が弱い方や歯ぐきが下がって根元が露出している部分では、外部からの影響を受けやすいため、フッ素によるケアが役立ちます。

ブラッシング指導と生活習慣のアドバイス

クリーニングの最後には、日常のケアを見直すための説明が行われます。

歯のどの部分に汚れが残りやすいかを確認しながら、歯ブラシの当て方や動かし方を具体的に指導します。また、歯間ブラシやデンタルフロスの使い方についても、自分の口の状態に合わせた方法を知ることができます。

さらに、食事の取り方や間食の頻度、飲み物の選び方などについても説明があります。こうしたポイントを意識することで、虫歯や歯周病になりにくい状態に保ちやすくなります。

まとめ

痛みを抑えて歯のクリーニングを無事に受けることができた笑顔のミドル女性

歯のクリーニングは、歯垢や歯石などの汚れを取り除き、虫歯や歯周病を予防するために欠かせないケアです。歯ぐきの炎症や知覚過敏、歯石の付着量、歯ぐきの下がりなどの状態によっては、施術中に刺激を感じることがあります。

しかし、事前に不安を伝える、処置を段階的に進める、体調の良いタイミングで受けるといった工夫により、負担は軽減しやすくなります。また、クリーニングの流れを理解しておくことで、処置への不安も和らぎます。

日常のケアと定期的なクリーニングを組み合わせることで、口腔内を健康な状態に維持できるでしょう。

虫歯や歯周病を予防したいとお考えの方は、渋谷区本町、京王線「幡ヶ谷駅」より徒歩10分にある歯医者「エンドウ歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院は「一人ひとりに合った治療計画で歯を守ること」を意識して診療にあたっています。診療案内ページはこちらご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。