2026年09月11日 歯のコラム

マウスピース矯正はどれくらいの期間かかる?長引く原因も

こんにちは。渋谷区本町、京王線「幡ヶ谷駅」より徒歩10分にある歯医者「エンドウ歯科医院」です。

マウスピース矯正のイメージ

マウスピース矯正は、透明な装置を使って歯並びを整える治療法で、近年人気が高まっています。目立ちにくく取り外し可能な装置を使用する点から、仕事やプライベートに影響を与えにくい矯正方法として選ばれることが多くなっています。

しかし、治療を始める前に気になるのが「どれくらいの期間がかかるのか?」という点ではないでしょうか。マウスピース矯正の治療期間は、歯並びの状態や患者様の協力度などによって異なり、想定よりも長くかかる場合もあります。

本記事では、マウスピース矯正にかかる一般的な期間の目安や、期間が延びる原因、予定どおりに終わらせるためのポイントについて詳しく解説します。

マウスピース矯正とは

マウスピース矯正で使用するマウスピース

マウスピース矯正は、透明なマウスピース型の装置を使って、歯を少しずつ動かす矯正治療です。治療計画に沿って形の異なるマウスピースを順番に交換し、目標とする歯並びへ近づけていきます。

食事や歯磨きの際に自分で取り外せますが、歯を計画どおりに動かすためには、歯科医師から指示された装着時間や交換時期を守ることが大切です。

マウスピース矯正が行えるかどうかは、歯並びや噛み合わせなどによって異なります。そのため、治療前にお口の中を診察し、必要に応じてレントゲン撮影や口腔内スキャンなどの検査を行います。

その結果、マウスピース矯正が可能と判断した場合は、歯をどのように動かすかを検討し、治療計画を立てます。

マウスピース矯正はどれくらいの期間かかる?

マウスピース矯正でかかる期間を示すためのカレンダー

マウスピース矯正にかかる期間は、歯を動かす範囲や距離、歯並び、噛み合わせなどによって異なります。

部分矯正

部分矯正は、前歯など一部の歯を動かして歯並びを整える治療です。軽度の歯の重なりやすき間など、限られた範囲を治療する場合に行われます。

治療期間は歯並びによって異なりますが、数か月~1年程度が一つの目安です。動かす歯が少なく、歯を大きく動かす必要がない場合は、全体矯正より治療期間が短くなることがあります。

ただし、前歯だけが気になっていても、部分矯正で治療できるとは限りません。歯を並べるスペースが不足していたり、奥歯を含めた噛み合わせの調整が必要だったりする場合は、全体矯正を検討します。

そのため、部分矯正が可能かどうかは、お口全体を診察したうえで歯科医師が判断します。

全体矯正

全体矯正は、前歯から奥歯まで歯列全体を対象として、歯並びや噛み合わせを整える治療です。治療期間には個人差がありますが、マウスピース矯正では1~3年程度が一つの目安です。

実際の治療期間は、歯並びや噛み合わせの状態、抜歯の有無などによって変わります。そのため、同じ全体矯正でも患者さんによって治療期間は異なります。

また、歯を動かす治療が終わったあとには、整えた歯並びを安定させるための保定期間があります。保定期間中は、歯が元の位置に戻るのを防ぐために、リテーナーと呼ばれる保定装置を使用します。

マウスピース矯正で治療期間が長くなるケース

マウスピース矯正で治療期間が長くなるケースを心配している女性

マウスピース矯正では、装置の装着方法やお口の状態などによって、当初の計画より治療期間が長くなることがあります。ここでは、マウスピース矯正で治療期間が長くなるケースについて解説します。

マウスピースの装着時間が不足している

マウスピース矯正は、装置を決められた時間装着し、歯に力を加えて少しずつ動かす治療です。装着時間が不足すると、予定どおりに歯が動かず、治療期間が延びることがあります。

食事や歯磨きで外したあとは装着を忘れないようにし、歯科医師から指示された装着時間を守ることが大切です。

マウスピースの交換時期を守れていない

マウスピース矯正では、形が少しずつ異なるマウスピースを順番に交換しながら歯を動かします。交換する時期は、歯の動きや治療計画などをもとに決められます。

決められた交換日を過ぎても同じマウスピースを使い続けると、次の段階へ進む時期も遅れます。その結果、治療全体のスケジュールがうしろにずれ、当初の予定より治療期間が長くなる可能性があるのです。

マウスピースを正しく装着できていない

マウスピースが歯にしっかりはまっておらず、歯と装置の間にすき間があると、歯に力が伝わらないことがあります。その結果、予定していた位置まで歯が動かず、治療計画とのずれが生じる場合があります。

ずれが大きくなると、歯の状態をあらためて確認し、治療計画の修正やマウスピースの作り直しが必要になる場合があります。その分、当初の予定より治療期間が長くなる可能性があるのです。

歯並びが大きく乱れている

歯が大きく重なっている、歯と歯の間に広いすき間があるなど、歯並びの乱れが大きい場合は、治療期間が長くなることがあります。歯並びを整えるために歯を大きく動かす必要があったり、多くの歯を段階的に動かしたりすることで、治療に時間がかかるためです。

虫歯や歯周病の治療が必要になった

マウスピース矯正中に虫歯や歯周病が見つかると、状態によっては虫歯や歯周病の治療を優先することがあります。その間、歯を動かす治療を一時的に中断する必要があれば、矯正治療の期間が延びる可能性があります。

また、虫歯の治療によって歯の形が変わると、それまで使用していたマウスピースが合わなくなる場合もあります。その場合は、歯の状態を確認したうえで、マウスピースの再作製などが必要になることがあります。

定期的に歯科医院を受診していない

マウスピース矯正では、定期的に歯科医院を受診し、歯が予定どおりに動いているか、マウスピースが歯に合っているかなどを確認します。

受診の間隔が長く空くと、予定どおりに歯が動いていない場合でも、気づくのが遅れる可能性があります。必要な対応が遅れれば、治療計画の見直しやマウスピースの再作製などが必要となり、結果として治療期間が延びることがあるのです。

マウスピース矯正を予定どおりに進めるためには

マウスピース矯正を予定どおりに進めるためのコツを紹介している女性

矯正を計画どおりに進めていくためには、患者さま自身の心構えと日々の実践が非常に重要です。ここでは、マウスピース矯正を予定どおりに進めるためのポイントについて解説します。

マウスピースの装着時間と交換時期を守る

マウスピースは、歯科医師から指示された時間を守って装着し、決められた時期に交換しましょう。

食事や歯磨きで取り外したあとは、できるだけ早く装着することで、必要な装着時間を確保しやすくなります。交換日を忘れないように、カレンダーやスマートフォンなどに記録しておくのも一つの方法です。

マウスピースを正しい方法で装着する

マウスピースを装着するときは、歯列に合わせてゆっくりとはめ、歯全体にしっかりフィットしているか確認しましょう。歯とマウスピースの間に大きなすき間がある場合は、正しく装着できていない可能性があります。

また、歯科医院から装着を補助する器具の使用を指示されている場合は、説明された方法に従って使用します。マウスピースがうまくはまらない、浮いた状態が続くなどの異常がある場合は、歯科医師に相談しましょう。

マウスピースのお手入れを欠かさない

治療を予定どおりに進めるためには、マウスピースを清潔に保ち、正しく使える状態を維持することも大切です。取り外した際は流水ですすぐなど、歯科医院で説明された方法でお手入れしましょう。

また、熱いお湯を使うと、マウスピースが変形する場合があります。変形や破損によって装着できなくなると、治療の進み方に影響する可能性があるため注意が必要です。洗浄剤を使用する場合も、そのマウスピースに使用できるものか確認しましょう。

しっかり歯磨きをする

矯正治療中は、虫歯や歯周病を防ぐために毎日の歯磨きを丁寧に行いましょう。虫歯や歯周病が見つかると、お口の状態によってはそちらの治療を優先し、矯正治療の進行に影響する場合があります。

マウスピースは食事の際に取り外し、食後は歯を磨いてから再び装着することが大切です。歯ブラシだけでは汚れを落としにくい歯と歯の間には、デンタルフロスや歯間ブラシなどを使い、お口の中を清潔に保ちましょう。

歯科医師の指示どおりに通院する

治療を予定どおりに進めるためには、歯科医師から指示された時期に受診することも大切です。診察では、歯が計画どおりに動いているか、マウスピースがきちんと合っているかなどを確認します。

定期的に受診することで、歯の動きやマウスピースに問題があった場合も早めに確認し、必要な対応を検討できます。予約の間隔を自己判断で空けず、歯科医師から案内された時期に受診しましょう。

まとめ

マウスピース矯正のイメージ

マウスピース矯正にかかる期間は、歯並びや噛み合わせの状態、歯を動かす範囲などによって異なります。そのため、同じマウスピース矯正でも、治療が終わるまでの期間には個人差があります。

また、マウスピースの装着時間が不足している、交換時期を守れていない、正しく装着できていないといった場合は、予定どおりに歯が動かず、治療期間が延びることがあります。

治療を計画に沿って進めるためには、歯科医師の指示に従ってマウスピースを使用し、毎日の歯磨きや装置のお手入れ、定期的な通院を続けることが大切です。

マウスピース矯正を検討されている方は、渋谷区本町、京王線「幡ヶ谷駅」より徒歩10分にある歯医者「エンドウ歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院は「一人ひとりに合った治療計画で歯を守ること」を意識して診療にあたっています。診療案内ページはこちらご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

遠藤 善孝

■この記事の監修者

遠藤 善孝

経歴
  • 北海道医療大学卒業
所属機関
  • 日本歯周病学会
  • IPSG
  • 日本口腔外科学会
  • 臨床歯科を語る会
  • 日本口腔インプラント学会
  • インビザライン認定ドクター
  • 日本外傷歯学会

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