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ストレス過多の現代において顎関節症との関わり

こんにちは。歯科衛生士の西村です。
暑い日が続いていますが体調崩していませんか?

今回は顎関節症についてのお伝えしたいと思います。

顎関節症の患者さんは全国で約1,900万人(人口の15.2%)いると推定されています。

顎関節症の症状は3つあります。
①顎関節雑音…顎を動かすとカクカクと音がする
②顎関節痛・咀嚼筋痛…口の開け閉めや、噛みしめたりすると顎関節や咀嚼筋が痛む
③開口障害…口が開かない(前歯の距離で4cm未満)

この中の症状は単独で現れるケースや複合して現れるケースがあります。
みなさんは顎関節症の症状に当てはまるものはありますか?

顎関節症が発症する原因となる要因はリスク因子と呼ばれ、日常生活の中にたくさん存在します。みなさんも当てはまるものがないかチェックしてみて下さい。

①解剖要因…生まれもった顎関節や筋肉の弱さ
②咬合要因…噛み合わせの悪さ
③精神的要因…精神的ストレス、緊張
④外傷要因…転倒、事故
⑤行動的要因…日常生活の癖や習慣

⑤を深掘りさせていただくと
日常習癖→頬杖、不良姿勢、爪噛み、スマホ操作、うつ伏せ読書、下顎を出す癖
食事→片咀嚼、ガム噛み、硬固物咀嚼
就寝時→くいしばり、歯ぎしり、睡眠不足、合わない枕の使用、就寝時の姿勢
スポーツ→球技スポーツ、ウインタースポーツ、スキューバダイビング
音楽→楽器演奏、歌唱、発声練習
心理・社会要因→緊張する仕事、多忙な生活、精密作業、重量物運搬、パソコン作業、対人関係の緊張

などなど挙げきれないくらい多くの顎関節症を悪化させる要因があります。この要因がいくつか積み重なったときに顎関節症の症状が出ると言われています。

日常的に気をつけて回避できるものもありますが、根本的な部分もあり一つ解決したから治るとも言えません。

顎関節症は生活習慣病であるとも言われており、生活のなかのリスク因子を減らすことで、顎関節症の発症を防ぎ、症状を軽減することができます。

歯医者で診断をしリスク因子を見つけ、コントロールすることで、顎関節症の症状改善を図ることができます。

顎関節症でお悩みの方は、一度歯医者で診てもらいましょう。

幡ヶ谷にあるエンドウ歯科医院院長は、初診時の治療の開始前に顎関節に異常がある患者さんにおいて先に顎関節を補正します。

かみ合わせを正常に戻してからでないと、ズレたままかみ合わせを作られていますからです。

顎関節症でお困りになっている方はかかりつけの先生にご自身のかみ合わせが顎関節症になるかみ合わせになっていないか一度診察してもらいましょう!!

顎関節症ではない方もこのブログを読み終わった後にご自身の日常生活の癖を確認する事も、顎関節症予防の第一歩になりますので振り返っていきましょう。

長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。夏はまだまだ続きますので、水分補給忘れずに、無理せず過ごしていきましょう!

 

最後まで、お読み頂きありがとうございました。

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