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歯のコラム

銀歯の下に潜む虫歯!原因や治療法、予防する方法を解説

こんにちは。渋谷区本町、京王線「幡ヶ谷駅」より徒歩10分にある歯医者「エンドウ歯科医院」です。

銀歯の下が虫歯になった様子

虫歯を治療した後などには銀歯を使用することがありますが、適切なケアができていないと虫歯が再発する可能性があります。また、銀歯の下で虫歯が進行していても、気づかないケースも少なくありません。

この記事では、銀歯の下に虫歯ができる原因や、治療の流れ、虫歯にならないようにする予防法について解説します。

銀歯とは

歯の治療に使用される銀歯

銀歯とは、虫歯治療の後などに使用される金属製の詰め物(インレー)や被せ物(クラウン)のことです。銀色の見た目から銀歯と呼ばれていますが、実際には金銀パラジウム合金などが使われています。

強度や耐久性が高く、費用を抑えつつ歯を補修できる点がメリットです。

銀歯の下に虫歯ができる原因

裏側が劣化した銀歯

銀歯そのものは虫歯になりませんが、銀歯の下や周囲の歯は依然として虫歯になる可能性があります。特に、銀歯の下は、銀歯と天然歯の間の隙間から細菌が入り込むことがあるため虫歯になる可能性が高いです。装着してすぐはぴったりとフィットしていても、使い続けるうちに徐々に隙間ができるケースもあります。

ここでは、銀歯の下に虫歯ができる原因を解説します。虫歯の再発を防ぐために、理解しておくようにしましょう。

銀歯の経年劣化

銀歯は、時間の経過とともに少しずつ劣化していきます。銀歯が劣化すると、銀歯と歯の接合部に小さな隙間が生じるようになります。こうした隙間から細菌が侵入し、虫歯が発生するのです。

銀歯の寿命は一般的に3〜7年程度とされており、長期間使用していると、内部で虫歯が進行するリスクが高まります。

接着剤の劣化

銀歯を歯に固定する際に使用される歯科用接着剤も、時間の経過とともに劣化していきます。口腔内は、温度変化や噛み合わせによる力が加わる厳しい環境です。さらに、細菌が作る酸によって接着剤の成分が分解されることもあります。

接着力が低下すると、銀歯と歯の間にわずかな隙間が生じやすくなり、そこから細菌が侵入して虫歯が再発するリスクが高まります。歯ぎしりや食いしばりの癖がある人は、接着剤にかかる力が大きくなり、寿命がさらに短くなる可能性も考えられます。

ケア不足

銀歯の下に虫歯ができる主な原因の1つが、毎日のケア不足です。銀歯の縁や隙間に付着したプラークをしっかり取り除かないと、そこに含まれる虫歯菌が酸を出して歯を溶かします。

また、歯の表面はピカピカに磨けていても、歯と銀歯の境目に汚れが残っていると、知らないうちに虫歯が進行していきます。定期的な歯科検診を受けていないと、初期虫歯を見逃しやすく、結果として重症化しやすくなるでしょう。

銀歯の下にできた虫歯を治療する流れ

治療前に行うレントゲン検査

銀歯の下に虫歯ができた場合の治療法は、通常の虫歯治療とは少し異なります。ここでは、銀歯の下の虫歯を治療する際の流れを紹介します。

銀歯の状態チェック

治療の前には、銀歯や周囲の歯の状態を確認します。まずは目視で、銀歯と天然歯の境界部分や表面に汚れ、変色、隙間、摩耗、破損がないかを丁寧に確認します。次に、レントゲン撮影を行い、銀歯の下に虫歯や骨の吸収があるかどうかを確認します。

さらに、銀歯や周辺の歯を軽くたたいて、痛みの有無や違和感を確認することもあります。加えて、銀歯や隣接する歯を手や器具で軽く押して、動揺がないか確認する触診も行います。

こういった検査によって虫歯の原因を探り、適切な治療法を考えます。

銀歯の除去

銀歯の下を目視できるようにするため、装着してある銀歯を外します。この工程では、歯をできるだけ傷つけないよう、専用の器具を使いながら銀歯を慎重に取り外します。特に問題がなくスムーズに外せる場合もありますが、銀歯を削って分割して外していく場合もあります。

虫歯部分の削除

銀歯を完全に取り外したら、虫歯によって汚染されている歯質を削っていきます。削る範囲は虫歯の進行度や位置によって異なりますが、できる限り健康な歯を残せるように調整します。

必要に応じて根管治療

虫歯が神経や歯根にまで及んでいる場合、根管治療が必要となることがあります。特に、激しい痛みや腫れ、排膿などの症状が見られる場合は、根管内の感染が疑われます。根管治療は、歯を残すことを目的として行われる治療で、感染した組織を除去し、内部を徹底的に清掃・消毒・密封します。

また、虫歯が進んでいる場合には、抜歯が選択されることもあります。歯を抜いた後の補綴方法としては、インプラントやブリッジ、入れ歯などが検討されます。

新しい詰め物・被せ物の作成・装着

削った歯の形に合うように、新たに詰め物や被せ物を作成して装着します。型取りを行い、患者さま一人ひとりの歯の形に合わせた補綴物を歯科技工所で作成します。最近ではCAD/CAMを用いたデジタルスキャニングにより、精度の高い補綴物を短期間で製作する技術も普及しています。

素材は患者さまの希望や予算、歯の状態などに合わせて選択されますが、審美性や耐久性を重視する場合はオールセラミックやジルコニアが選ばれる傾向があります。金属アレルギーをお持ちの方や、アレルギー反応が心配な方は、金属を含まない素材を選ぶと安心して使用できるでしょう。

詰め物や被せ物ができたら、仮装着をしてフィット感や噛み合わせ、色、質感などを確認します。問題がなければ、接着剤を使って装着します。無事に装着できたら治療は完了です。

ただし、長く使い続けるためには、毎日のセルフケアや定期的なメンテナンスが欠かせません。

銀歯の下が虫歯になるのを防ぐ方法

毎日歯磨きをして虫歯ケアをする夫婦

銀歯の下で虫歯ができるのを防ぐには、日々のセルフケアと歯科医院での定期的な管理を両立させる必要があります。どちらか一方だけでは不十分であり、両方を継続することが再発リスクの低減につながります。

毎日の歯磨き

虫歯予防の基本は、毎日の歯磨きです。食事をすると歯に糖分や食べかすが残り、それが原因で細菌が増えます。細菌は酸を作り出し、歯の表面を溶かして虫歯の原因となるのです。歯磨きをきちんと行うことで、これらの汚れや細菌を取り除き、虫歯の発生を防ぐことができます。

最低でも、朝と夜の2回は歯磨きを行いましょう。正しい方法でケアを続けることで、銀歯の下に虫歯ができるリスクを減らし、口全体の健康を保てます。

ただし、銀歯と天然歯の間の汚れは通常の歯ブラシでは落としきれません。そのため、デンタルフロスや歯間ブラシも併用すると良いでしょう。また、虫歯予防にはフッ素入りの歯磨き粉を使用するのも効果的です。

食生活の見直し

銀歯の下の虫歯を防ぐためには、食生活の見直しも重要です。砂糖を多く含む飲食物や粘着性の食べ物(キャラメル、グミなど)を過剰に摂取すると、虫歯になりやすくなります。

そのため、おやつの内容を見直す、回数や頻度を減らすなどの工夫が必要です。栄養面では、カルシウムやビタミンを意識して摂取すると良いでしょう。また、唾液の分泌を促すために、噛む回数を増やしたりこまめに水分補給したりすることも大切です。

定期的なメンテナンス

虫歯の再発を予防するには、毎日の歯磨きだけでは不十分であり、定期的なメンテナンスも必要です。歯科医院では、歯や銀歯の状態を確認してもらえるだけではなく、歯のクリーニングやフッ素塗布などの予防措置も受けられます。

クリーニングでは、歯磨きでは落とせない汚れや歯石を徹底的に除去することができ、虫歯や歯周病の予防に効果的です。また、フッ素は歯の再石灰化を促すはたらきがあります。初期段階の虫歯であれば、フッ素塗布によって改善する場合もあります。

3~6か月に一度は通院し、メンテナンスを受けることが大切です。

まとめ

銀歯の虫歯を治療する様子

銀歯の下に虫歯ができた場合、早めに治療を受けることが大切です。放置していると虫歯は進行し、根管治療や抜歯などの大掛かりな治療が必要になることもあります。そのような事態を防ぐためにも、痛みや違和感を覚えたら、すぐに歯科医院を受診しましょう。

また、再発防止のためのケアも大切です。歯磨きや食生活を見直すとともに、定期的に歯科医院に通い、メンテナンスを受けるようにしてください。

銀歯の下の虫歯にお悩みの方は、渋谷区本町、京王線「幡ヶ谷駅」より徒歩10分にある歯医者「エンドウ歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院は「一人ひとりに合った治療計画で歯を守ること」を意識して診療にあたっています。診療案内ページはこちらご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

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