審美歯科治療の費用はどれくらい?保険適用の可否と費用を抑える方法も
こんにちは。渋谷区本町、京王線「幡ヶ谷駅」より徒歩10分にある歯医者「エンドウ歯科医院」です。

口元の美しさは第一印象を大きく左右します。近年では、歯の色や形、歯並びを整える審美歯科への関心が高まり、男女問わず幅広い世代から注目を集めています。
しかし「審美歯科での治療って高いのでは?」「どれくらい費用がかかるの?」といった不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。審美歯科は自由診療となるケースが多く、費用の幅も広いため、治療を検討する際には事前にしっかりと情報を集めておくことが重要です。
今回は、審美歯科での治療にかかる費用の相場、保険の適用可否、さらには費用を抑えるための方法について詳しく解説します。審美歯科での治療を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
審美歯科とは

審美歯科とは、歯や口元の美しさを追求することに特化した歯科医療の分野です。虫歯や歯周病といった病気の治療が主な目的の一般歯科とは異なり、歯の色や形、歯並び、歯肉のバランスなど、見た目の美しさに焦点を当てた治療を行います。
具体的には、歯を白くするホワイトニング、セラミックの詰め物・被せ物を使用したセラミック治療、歯並びを整える歯列矯正などが含まれます。また、歯ぐきの黒ずみを改善する治療や、歯のすき間を埋める施術なども審美歯科の領域です。
これらの治療は、見た目の改善にとどまらず、口腔内の機能回復や自信の向上といった精神的なメリットにもつながります。そのため、近年では若年層から高齢者まで、幅広い世代の方に審美歯科での治療が検討されるようになっています。
ただし、審美歯科治療を検討する際は、費用面や治療内容についての十分な理解が必要です。
審美歯科治療の費用

審美歯科治療の費用は、治療内容や使用する素材、歯科医院の方針などによって大きく異なります。ここでは主な治療方法ごとの費用目安をご紹介します。
ホワイトニング
ホワイトニングは、専用の薬剤を使って歯を白くする施術です。歯の表面に付着した着色汚れや、加齢による黄ばみを改善することができます。ホワイトニングには大きく分けてオフィスホワイトニングとホームホワイトニングがあります。
オフィスホワイトニングは歯科医院で行う方法で、1回の施術で効果が実感できる点が魅力です。費用は1回あたり2万円〜7万円程度が相場です。
一方、ホームホワイトニングは、自宅で専用のマウスピースと薬剤を用いて行う方法です。効果が出るまでに2週間から1か月ほどかかるものの、持続力に優れているという特徴があります。費用は2万円〜5万円程度です。
また、両方を併用するデュアルホワイトニングでは、より高い効果が期待できますが、費用は5万円〜10万円程度と高額になります。
セラミック治療
セラミック治療は、歯の色や形を自然に整えることを目的とした審美歯科の代表的な治療法です。虫歯の詰め物や被せ物に使用される銀歯を、白くて透明感のあるセラミックに置き換えることで、見た目の美しさを大きく改善できます。
セラミック治療にはいくつか種類があり、使用する素材や治療部位によっても費用が異なります。歯全体を覆うセラミッククラウンは1本あたり10万円〜15万円ほど、セラミックインレーは5万円〜8万円ほどが相場です。
こうした治療は、見た目を良くするだけでなく、歯の強度や噛み合わせのバランスを整えるといった機能面でも効果があります。
近年では、前歯の審美性を重視する方や、銀歯を白くしたいという希望を持つ方に選ばれており、自然な笑顔を手に入れる手段として注目されています。
歯列矯正
歯列矯正は、歯並びや噛み合わせを整えることで、見た目だけでなく口腔機能の改善も目指す治療です。矯正にはさまざまな方法があり、費用も選択する矯正方法や期間によって大きく異なります。
もっとも一般的なのがワイヤー矯正で、歯の表側に装置を装着する表側矯正の費用は80万円〜120万円程度が相場です。歯の裏側に装置を装着する裏側矯正(リンガル矯正)の費用は、100万円〜150万円程度とさらに高額になります。
最近では、透明な装置を使用するマウスピース矯正も人気で、費用は80万円〜100万円程度です。
部分的な矯正であれば30万円〜50万円程度で済むこともありますが、全体的な矯正に比べて適応できる症例が限られます。また、矯正治療には毎月の調整費や診断料、保定装置の費用などもかかるため、トータルでの費用を事前に確認しておくことが大切です。
審美歯科治療は保険適用の対象になる?

審美歯科治療は、見た目の美しさを追求する治療であるため、原則として保険適用の対象外となります。
ただし、すべての審美歯科治療が完全に自由診療になるわけではなく、治療目的や症例によっては一部保険が適用される場合もあります。
例えば、虫歯や歯周病の治療の一環として行われる処置や、噛み合わせの機能回復が主な目的となる治療は、保険の対象となることがあります。
しかし、素材にセラミックを使用したり、見た目をよくすることを重視した治療方法を選んだりした場合は自由診療となり、その分費用が高額になります。
歯列矯正においても、顎変形症などの医療的理由による矯正は保険が適用されることがありますが、審美目的での矯正治療は原則として保険適用の対象外です。治療を検討する際は、保険適用の可否について歯科医師に相談し、費用面の計画を立てることが大切です。
審美歯科治療の費用を抑える方法はある?

高額になりがちな審美歯科治療ですが、いくつかの工夫によって費用を抑えることが可能です。ここでは、費用面での負担を軽減するための具体的な方法をご紹介します。
複数の歯科医院で見積もりを取る
審美歯科は自由診療であるため、同じ治療内容でも歯科医院ごとに料金設定が大きく異なります。そのため、複数の歯科医院で見積もりを取ることは非常に有効です。
事前にカウンセリングを受け、治療の流れや費用、期間などを比較することで、自分に合った治療を選ぶことができます。
特にセラミック治療や矯正治療のように高額な治療の場合、10万円以上の差が出ることも少なくありません。
なお、歯科医院によっては無料カウンセリングを実施しているところもあるため、気軽に相談しやすい環境が整っています。費用面だけでなく、歯科医師との相性や対応の丁寧さも確認することで、満足度の高い治療につながります。
医療費控除を活用する
医療費控除は、1年間に支払った医療費が一定額を超えた場合に、確定申告を通じて税金の一部が還付される制度です。原則として審美目的の治療は対象外ですが、治療が必要であると認められるケースでは、審美歯科の一部も医療費控除の対象となる可能性があります。
医療費控除を申請する際には、領収書が必要となるため、捨てずに保管しておきましょう。費用が高額になる審美歯科治療だからこそ、こうした制度をうまく活用することが大切です。
まとめ

審美歯科治療は、見た目の美しさだけでなく、口元の自信や生活の質を向上させる大切な医療行為です。ホワイトニング、セラミック治療、歯列矯正といった各治療にはそれぞれ特徴があり、費用も大きく異なります。
保険が適用されない自由診療であることが多いため、事前にしっかりと費用の相場や内容を理解しておくことが大切です。
費用が心配な場合は、複数の歯科医院で見積もりを取って比較したり、医療費控除の制度を利用したりすることで、ある程度の負担を軽減することが可能です。
見た目だけでなく、機能性や将来的な健康面も考慮しながら、信頼できる歯科医院で相談のうえ、納得のいく治療を選びましょう。美しい笑顔は、日々の生活をより豊かにしてくれるはずです。
審美歯科治療を検討されている方は、渋谷区本町、京王線「幡ヶ谷駅」より徒歩10分にある歯医者「エンドウ歯科医院」にお気軽にご相談ください。
当院は「一人ひとりに合った治療計画で歯を守ること」を意識して診療にあたっています。診療案内ページはこちら、ご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。


