渋谷区歯科医師会防災委員会にいってきましたpart2
歯科医師会防災委員会の続報です‼️
昨日は防災委員会の歯科的な個人識別ための照合異同判定の、実習でした。
何言ってんだ?
と思われたかもしれません笑
要は、災害時に亡くなられた方々をご遺族の元にお返しする為の歯の治療記録の照合です。
行方不明になられた方、災害で亡くなられた方をご家族の元に返すのです。
歯科の治療はとても複雑ですが、様々な材料が、あるため親知らずを入れて32本の歯が全く同じ治療痕ということは中々ありえません。
したがって治療を無くなる寸前まで受けていた方はほぼご遺体と口腔内が一致します。
歯医者に通う事は、生きている証を刻んでいるということにもなるんですね〜^_^
歯科に通ってなかった場合。
三年前のカルテの資料と現存するお口の中の状態を比較しても一致しないことがあります。
例えば、前歯の治療を受けていた歯がご遺体では抜けていた。など。
実際カルテと一致しなくて特定できない方々がたくさんいるとのことです。
東日本大地震の場合においては、津波にさらわれたご遺体をご家族の元にお返しする事にかなり難儀されたようです。
私たち渋谷区歯科医師会の防災委員会はそういった災害時に、確実にご家族の元にお返しする為年に何度か間違う事の無いようにトレーニングを行っています。
実際、災害現場においてはご家族へ返したい‼という想いから無意識に辻褄を合わせたくなる気持ちとの戦いがあるとのことです。
そのような現場でいかに冷静に判断できるか。
それを私たち歯科医師は災害に備えて訓練を受けています。
愛する家族の元に必ずお返ししたい。そんな臨場感を少しばかりですが感じるひと時となりました。
暗い話になりましたが、オリンピック楽しみましょ🎶
パシュート女子金メダルおめでとう!!