歯科衛生士の西村です。
こんにちは。ブログ初投稿の西村です。
7月の入りいよいよ夏本番!!台風も出てきましたし、最近では線上降水帯の発生など水の関する災害にも気を付けなくてなりませんね。
皆さまは体調崩されていませんか?
さて、先日休診をいただきまして、日本歯周病学会学術大会へ行ってきたのですが、その後も院内の勉強会やZOOMseminarで注目の内容の1つ
女性ホルモンと歯周病についてお話したいと思います。
男性と女性では、女性の方が歯周病にかかりやすいと言われています。
なぜなら、女性ホルモンが要因の1つにあるとされているからです。
思春期、妊娠期では女性ホルモンが生産亢進、更年期では、女性ホルモンの欠乏により歯周病進行リスクが高まります。
女性ホルモンが増えることで、炎症を引き起こす菌が増え、歯ぐきの炎症が増加するのです。
月経周期では、特に排卵日や月経前に女性ホルモンが増え、歯ぐきの炎症が起きやすく、歯ぐきの痛みを感じやすくなります。最近では普段のメンテナンスで歯茎からの出血がなかったのに、急に歯茎からの出血をする患者さんにも注目するようにしました。
普段と同じように磨いていても月経周期においては歯茎が炎症を起こしてしまうのです。
また、妊娠期では月経周期の10倍以上の女性ホルモンが増え、更に母体の免疫システムが抑制され、妊娠性歯肉炎の発症につながってしまうのです。
また、妊娠期の歯周病は早期出産、低体重出産の要因になるとも言われています。
更年期では、女性ホルモンが欠乏することで、骨粗しょう症になりやすく、歯を支えている骨が弱くなっていきます。また唾液量の減少、コラーゲンの減少によって歯ぐきや、粘膜が薄くなったりと歯周病の進行リスクが増えてしまうのです。
女性ホルモンにおける、お口の中の特徴を述べましたがいかがでしょうか?
なんだか、女性ホルモンが悪く感じてしまいますが、若々しくいるためにも大切なホルモンですので、うまく付き合っていきたいですね。
どのライフステージでも、歯医者での定期検診、ご自宅でのセルフケアが大切になってきます。今やっていることが、将来につながります!
自分のため、将来のお子さんのためにも、歯を大切にしていきましょう!
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
暑い季節になり、かき氷でも食べに行きたいですね(^_^)/
それではなんとか暑い夏を乗り切ってください。西村でした☆