歯科健診センターに登録しました。
皆さまこんばんは。
エンドウ歯科医院の本日の診療も終了しました。
渋谷区本町・幡ヶ谷、中野新橋周辺では雨の激しい中にも関わらず当院はキャンセルもなく皆さまお越しいただきより一層治療に熱が入る日でした。
明日はマウスピース型カスタムメイド矯正装置(マウスピースで小児矯正から大人の成人矯正まで行えるシステム)の質の向上のため研修会へ行きますので当院は休診となります。
さて、ニュースです。
当院は、歯科健診センターとマッチアップし歯科の健康診断を行うこととなりました。
健診とは何か。
今回は、歯科健診センター様のシステムとして
① 一般歯科健診
② 矯正相談
③ インプラント相談
④ 審美歯科治療相談のメニューの中から、所定の歯科健康診断票へ記入しその内容を
患者様へご説明します。
その際の、歯科健診に関して患者さん負担はございません。
まずは歯科健診を受けて歯に対する興味を持っていただければ幸いです。
なぜ歯科健診が必要なのか。
ここで少し歯科健診に関してエンドウ歯科マメ知識。
1999年歯科疾患実態調査によると、年齢別の歯を失う本数は
40歳から44歳・・・・2本
45歳から49歳・・・・3本
50歳から54歳・・・・4本
55歳から59歳・・・・6本
60歳から64歳・・・・8本
65歳から69歳・・・・12本
70歳から74歳・・・・15本
75歳から79歳・・・・19本
です。
定期検診のデータとなりますが。
定期検診を受けた方々は50歳からの歯を失う本数が10年間で0.7本
定期検診を受けない方はなんと・・ 10年間で・・・ 5.4本。。。。
なんと。
8倍近くの歯の喪失、、、、
それを聞いたら歯科健診の重要性も間接的ではありますが、お分かりいただけるのではないでしょうか?
やっぱり歯医者さんに行き、大人は虫歯と歯周病について検査を受けることってとても重要なんですね。
子供さんは小児矯正の早めの取り組み、虫歯の早期発見をし治療も早く終わり生涯にわたる医療費削減になります。
当院では、虫歯のリスク、歯周病のリスクを精査するため唾液検査や細菌検査を行い患者さま個々に合った治療を提案しております。
先日は歯周病検査キッドを用いて歯茎の中の細菌を検査したところ、歯周病のヤクザ的な細菌(細菌名;P.g=レッド コンプレックスに属する歯周病菌)が見つかり、患者様と今後の治療について一緒に考えました。
人それぞれ生活環境も違えば唾液の性状、歯の性状、食習慣、歯周病菌の有無、虫歯菌の有無が異なります。
常に同じ歯科治療ではなく、虫歯になりやすい人のプログラム、歯周病になりやすい人のプログラム、すでに歯周病にかかり積極的に根本的に治すプログラム、重度の歯周病過ぎて保存的に歯周病で脱落するまでの延命処置を行うプログラム・・・書ききれない程のパターンがありますので、来院時はじっくりご説明いたします。どの治療がいいのか、どの治療なら長く続くのかそれは患者様個々の意識も高さと歯への価値観によって様々です。
ですので、極力ご予約をしていただければ十分同意できる治療法の提示まで行います。
やっぱり治療は患者様と歯科医師、歯科衛生士の三位一体となることで結果として予後のいいお口の健康につながるのではないでしょうか?
医学的診断からの治療方針と、患者様の希望の治療方針が異なるケースは日々の臨床において毎日起こっております。より患者様の希望に沿うように歯科医師として寄り添っていければいいなと思い、初診時から患者様の気持ちを出来るだけお聴きさせていただきたいのです。
渋谷区本町の激しい雨の中、キャンセルせずに来ていただいた事で、また来週への診療につなげていきたいと思います。
また、裏を返せば治療法を理解してないのに、納得いってないのに治療を開始してはいけません。自分の歯は自分で考え自分で守りましょう。
上質な歯科医師であれば分からないことを聞かれれば嬉しく答えてくれるものだと私は信じています。