インプラント
皆さまこんばんは。
渋谷区本町は今日もあまり天気がすぐれず時折土砂降りをするときもありました。
先日、こんな患者さんが来院されました。
「先生、自分の歯は虫歯や歯周病になるし歯が染みたり腫れたりするのはこれから先も嫌だ」
「いっそのこと全部抜いてインプラントにしたら入れ歯にもならないし快適じゃない?お願いします」
「…」
絶句でした”(-“”-)”
ちまたのインプラントの宣伝広告によりこのような患者様まで現れたのかと・・・
しかし、患者さんに責任はなく心から歯という臓器をお金で買おうとしただけのことでした。
このように考える患者様は近年増加傾向にあり広告に踊らされているとしか考えられません。
このような患者様を作ってしまったのも我々歯科医師で、そのことを臨床で実践している先生がいるのも現状です。
すべてが悪いとは言いませんが、倫理的にどうなんでしょう。
とても忙しく、自分の歯を治す時間がない。抜いてインプラントなら早く終わる。
そんな場合もあるため需要と供給の利害関係が一致していればそれでいいのですが。
しかし、今一度自分の歯について考えてみてほしいなと私は言いたくなります。
インプラントにしなくては満足に食事がとれない、かみ合わせの崩壊がどんどん進んでいってしまう。といった患者さんは最小本数のインプラントで最大のかむ満足を得られるようになればいいなと思います。
インプラントのメリット・デメリットをもっと知り自分に必要なのかどうか一つの医院の考えだけでなく他院にお話だけでも行ってみてはいかがですか?
絶対的な答えがないのが歯科治療です。一つの病態にしても全てのドクターが違った診療方針と思ってください。
一つの考え方にとらわれず、いろんな先生の話を聞いてみてください。
私は明日の診療後より、北海道に行ってまいります。
北海道医療大学の同級生の結婚式で会場には歯科医師ばかりになるでしょう。
みな、専門性を持って勉強し歯科医師の仕事を誇りに思っていると思いますが、そのような結婚式の場でも歯科診療のディスカッションが絶えない感じになると思うと今日から楽しみです。
もちろん、新郎には幸せを祝いにいきます。
ちなみに初台の歯科医院さんにその新郎は勤務していた経歴がありました。
よく幡ヶ谷の喫茶店で歯科の話を2時間もしました。
彼も札幌で分院の院長をしており、院長同士よりよい医療をこれからもしていきたいと思っています。
関東は梅雨がまだ続いております。
まずは、お口の健康が命の源であることをご理解いただき梅雨明けを待ちましょう(^^♪